講 演 会 ご 報 告('00 9/26)
● ヨーロッパ子育て視察の報告会、及び、都筑区の子育て支援について ●
少し秋らしい風を感じるようになった9月26日。 T-GAL主催の講座、その第1回目が行われました。
この講座のことを、朝日新聞、日本経済新聞、読売新聞、などで取り上げてくださったためか、参加者は、遠くは兵庫からお出掛けくださったりして、大盛況でした。
子育て真っ最中のお母様方はもちろん、幼稚園経営者の方、助産婦さん、看護婦さん、これからお母さんになる妊婦さん、子育て支援を考える企業のほうからは、男性の方の参加もあり、色んな方が、色んな思いを持って集まっていらっしゃったような気がしています。
足を運んでくださった皆さん、都筑区役所の皆さん、 お話の間、いい子で待っていた子ども達、子ども達を見てくださった、育児ボランティアサークルの皆さんどうもありがとうございました。
そして、T-GALの皆、ご苦労様でした。
* 会の流れ *
・都筑区の子育て支援について 保健所から
区役所、保健所では、子育て支援全般についてまとめたHPを持っていらっしゃいます。
HPの内容紹介を主に、区役所の取り組みをお話下さいました。
・T−GALの概要とヨーロッパ視察について *・オランダの子育て支援概要 *
・オランダの母親たちとの話会い VTR *
・フランスの子育て支援概要 *
・ヨーロッパの視察を終えて *
・グループディスカッション (質問や感想)
・各グループから発表
・次回予告*これらの項目の、報告書冊子がございます。お問い合わせ下さい。 ★出版物の紹介のページへリンク
海外で実際に出産や子育てを経験したメンバーが、欧州を訪れ、一時預かり所、メンバー制の育児サークルなどの施設の取材や、現地の母親達を取材したことの報告がなされました。
施設は、そのどれもが税金などの補助をうけ、実際子育てをしている者たちの立場にたち、物理的にも、経済的にもそして精神的にも、とても気軽に利用できるようになっています。
例えば専業主婦の母親も、大義名分(自分の体調が悪いから、妊娠しているからetc・・・)を気にすること(聞かれること)なく、お友達と出かける為にでも、預けていいのよ、という受け入れの姿勢があるのだそうです。
又、一番の協力者になりうる夫の協力が、ごく自然にあること(日本のお父さんは、忙しすぎますね)や、道路や公共の乗り物でも、べビーカーをたたまなくて良い、真のバリアフリーが浸透していることがわかりました。こんな子育て環境つくりもあるんだ、という、ヒントをもらえたような気がしています。
何らかの思いを持って、参加してくださった皆さんのことをお互い知りたいと思い、ディスカッションの時間も設けました。 子育て中の母親たちが、母である前に、一人のひととして、女性として、輝ける存在であるために、時には、子どもをおいて出かけることができ、しかも、その子どもたちも、よい環境で見守られ、親の経済的負担も少ない、そんなシステムが、ウラヤマシイ。 税金や、行政の仕組みの違いで、すぐにとはいかないけれども、是非日本にも!という声が、多く聞かれました
社会に望むこと、行政に望むこと、自分達が何をできるか、何をすべきかなどなど、参加皆さんの熱い思いを語るには、時間は短すぎました。
講座は、後2回、講演会 と tea&talk が予定されています。これらを通して、「あなたは、あなたの子育てを」 見つけられるよう、また、それを取り巻く状況に、どのように働きかけてゆくかなどなど、皆で考えて行きたいと思います。
皆さんのまたのご参加を、心よりお待ちしています。
T-GALは、こんな活動もしています。あなたも参加しませんか?