Tea&Talk テーマ「私の子育て」 (2000年11月9日

 

*メンバーが、パネラーとなって

 11月9日、あいにくの小雨でしたが、沢山の方が集まってくださり、会場は熱気に包まれ、Tea&Talkがスタートしました。

 始めに、T−GALのメンバー4人が、それぞれの海外での子育てについて話しました。
幼稚園に上がる前の幼児から、社会人まで。子どもの年令もさまざま。出産したところも、海外で過ごした地域もいろいろです。

 出産で仕事を止めたストレス。子ども連れの海外生活がスタートした頃の心細かったことなど。 やはり、子育て経験の長いほど、苦労も多いようです。
それら、
母親ひとりでは切りぬけられなかったことを励まし、サポートしてくれたのは、
通りすがりの方のやさしい言葉や手助け、地域の施設や友人などであった
ことが
クローズアップされました。

 職種にもよるのでしょうが、海外在住中に出張が多いというパートナーの場合、どうしても
子育ての仲間による助け合いが大切なようです。日本に住んでいても、これは同じことです。

 自分の子どもだけでなく、お互いに助け合い、育て合うお友達に恵まれること。
そして助けられるばかりでなく、逆に頼られる友達になること
がポイントのようです。
これは理想的ですが、信頼関係ができるまでには時間が必要で、簡単ではありません。

 海外の場合、お友達や仲間がまだできないときであっても、お友達を探しやすい場や、理由を問わない公共の託児が保証されていることがどんなに力強い支えであったか、複数のパネリストがこれらについて高く評価していたことは、特筆できると思います。

次に、パートナーをどの様にして子育てに目覚めさせ、巻きこんでいくかということも多く語られました。
父親それぞれの個性もあり、一概には言えないことですが、どんなに家事能力に欠け、
子育てに無関心のように見えても、あきらめず、常に同役者として育てるつもりでかかわること。それによって成果が上がったというお話もあり、積極的に取り組む大切さや、子どもにもパートナーにも、気持ちの余裕を持ち、切羽詰らず対応するコツなども学ぶことができました。

 夫が良く読んでいる新聞の家庭欄をマーキングしたり、地域や、子育てをしている仲間の御主人と引き合わせる機会を作るなど、実例も披露されました。

*グループディスカッションへ


具体的なお話しを聞くことができたことから、その後のグループデイスカッションも盛り上がりました。
それぞれに聞きたかったことや、今苦労していることなどについて、情報や意見の交換が活発に行われ、40分もあっという間に過ぎてしまいました。

 私のいたグループでは、若い母親同士が信頼し、助け合う関係になれない辛さや、氾濫する教育情報に脅されるような体験をすることなど、深刻な状況も聞かれました。

「同世代でなく、親も子も、年令差がある関係はバランスが良く、相談する相手にも
情報にも恵まれるように思う。」
と、T−GALなどの生涯学習や、多様な人にめぐり合える機会を評価し、参加された方自身も何かにトライしてみようと思ってくださった様でした。

来年は、どんな講座になるか、楽しみにしていてください     (reported by H.S.)

 


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