国際理解教室 〜出前授業〜

横浜市立本郷台小学校にて(’001127日)

 

 
 *マクドナルドの紙コップ持参!?

 今回の国際理解教室のお相手は、横浜市立本郷台小学校の6年生3クラスです。
今回も事前に担当の先生と、打ち合わせの時間をもつ事が出来ました。
その際、6年生の子供達が国際理解の学習に、とても熱心に取り組んでいる様子を伺いました。  国旗、宗教の由来を調べたり、東南アジアの子供の遊びを探したり、(顔の部分だけをくりぬいて)ダンボール紙で民族衣装を作ってみたり、香辛料だけで野菜カレーを煮て試食したり、イタリー語で「ドレミの歌」を歌ったり・・・聞いているだけでもわくわくしてきます。  

 生活者の視点で見た海外の様子を話して欲しい、「違い」を認めて国際人を目指したい、そして 自分自身の生活を見直せる事などを目的にしたいと、先生も熱心にお話してくださいました。
   それなら、私達もがんばりましょうと言う訳で、T‐GALのメンバー達はそれぞれに大きな荷物を抱えて、駅に集まりました。子供達に見せようと民族衣装や「化石」「マクドナルドの紙コップ」などが鞄に一杯です。本郷台はT‐GALの本拠地、都筑区から少し遠いので、電車の中も、賑やかに打ち合わせの場となりました。

   予定の授業は4時間目でしたが、実際の時間は35分ほどしかありません。 9カ国のグループにそれぞれ10名程が集まりました。アメリカ、ベネズエラ、エジプト、イギリス、 フランス、ドイツ、スイス、中国、シンガポールです。 自己紹介から始めて、慌ただしく授業が始まりました。事前に質問を受けていたので、それに答えつつ、少しでも沢山の事を伝えたいと、メンバー達もついついテンポが速くなります。  

 ドイツのグループは、ドイツ語で簡単な挨拶をしました。エジプトのグループからはコーランが聞こえる覚まし時計が鳴り出しました。アメリカのグループは紙コップサイズの日米比較です。 中国の新聞は、漢字がいっぱいで大人気です。 民族衣装を試着してくれた男の子もいました。 あとは紙幣、硬貨を触ってみたり、その国のお菓子を試食したり、時間はあっという間に過ぎました。子供達の真剣に学習する姿は、先生方にも好評だったようです。  

  授業が終わり、子供たちと一緒に給食をいただくことができました。久しぶりの給食に、準備の疲れも癒されました。

 * お礼の手紙が何より嬉しい!

 数日後に、子供達からお手紙を受け取りました。 「もっと聞きたかった」「もっと知りたかった」「他の国についても知りたかった」「すべての国の話を聞きたかった」などなど、もっと知りたい子がたくさんいました。
 「調
べる前は何にも知らなかったけど、今日のお話は全部びっくりでした。教えてくださった事は自分の為になりました。」「おとなになったら必ず行ってみたい。」「前より、外国に興味をもつようになりました。」おばさん先生達には、何よりの嬉しい言葉の数々です。 私達も、各グループにお返事を書きました。

 メンバーにも、「あれもこれも話したかった」「半分も伝えられなかった」「時間が足りなかった」などの思いが残りました。次の機会には、あれもしよう、こんな事もしてみたい・・・と帰路の電車は反省の場になりました。

(reported by A)

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