2006年度 T-GAL 講演会報告

 10月19日(木)あざみ野アートフォーラムレクチャールームにて80名の参加者を得て(T-GALメンバーも含む)、2006年度T-GAL講演会が開催されました。

  

テーマは「外国語学習における母語の役割」 

第一部の基調講演の講師は慶應義塾大学言語文化研究所教授の大津由紀雄氏。 大津教授のサイト

 大津氏には2004年秋にも「英語学習、7つの誤解」というテーマの講演をお願いし、大変好評を博しましたことは記憶にも新しいところです。
 今回は「外国語学習を効果的に進めるためには、ことばへの気づきが不可欠である。そのことばへの気づきのきっかけは母語で形成されるべきである。」という結論に向けて、具体的な例を織り込みながら、ユーモアも交え、分かりやすいお話をしていただきました。

 

 第二部はお子さんをドイツ学園に通わせている田中ペトラ氏(ドイツ出身)、韓国語教師をなさっている洪蓮姫氏(韓国出身)、お子さんをインターナショナルスクールに通わせているT-GALメンバーの萩原裕子氏の3名によるパネルトーク。

 田中氏、洪氏からは日本という外国でいかに日本語を習得したかを、母語との関係もからめ、体験を交えながら語ってくださいました。萩原氏は5年のアメリカ滞在から帰国した後、子どもの学校としてインターナショナルスクールを選んだ理由、またその後の子どもの成長過程を、英語と日本語習得の関係に焦点を絞り話されました。

 パネルトークの司会・とりまとめも大津先生にお願いしましたが、お人柄がにじみ出る柔らかく暖かい語り口で、非常に和やかなパネルトークとなりました。

 

 講演会に参加された方から「非常によかった。」という感想をたくさんいただき、メンバー一同大変うれしく思いました。不手際が多々ありましたことをお詫び申し上げるとともに、参加してくださった皆様に感謝申し上げます。

最後に、今回の講演に際しまして、新聞・地域情報紙・メールマガジン・区広報誌に情報を掲載していただきましたことにお礼を申し上げます。

講演会直後先生やパネラーに観客がコンタクト 列もできていまし
た。

 

 

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